3/3-5たつけWS追加募集します
2020.2.25
3月のたつけワークショップ、
キャンセルが出ましたので、
参加者を新たに2名、追加募集いたします。
もう直前(かつ、平日3日間の開催)なので
参加が難しい方が多いと思いますが、
冬の石徹白で、たつけをチクチクと縫う時間が
いかに貴重で、豊かな時間か、
前回のたつけワークショップで
改めて感じたので、
それをお伝えしたいと思います。
私がこのワークショップを始めたのは、
石徹白に足を運んでもらいたいと思ったからです。
つづら折りの峠道を越えて、
やってくるのは大変なことです。
公共交通機関も、ありますが、
とにかく時間がかかるので
海外に行くような気分になります。
が、この土地は苦労して訪れるにふさわしい
懐の大きさを持っていると、
私は初めて来た時に、そう思いました。
鍋底のように、広がる集落、
広い空、一番奥に鎮座する
手入れの行き届いた静かで
心洗われる白山中居神社。
そしてここに暮らしてきた人との
温かな交流は、何にも代えがたいものだと思っています。
自らのおばあさんが機織りをしてきたのを
見ているからこそ、古い布や服も大切に保管され、
そのことについて、暮らしの様子も含めて、
語ってくださるおじいさんにお会いします。
たつけを自分で縫って、田畑や山の仕事に
着ていた、とにかく体を動かして働いた
若い頃の時代を愉しかったと語る80代のおばあちゃんと
こたつを囲んでお話しします。
神職をやっておられ、神社と人とをつないでくださる
石徹白生まれ育ちの禰宜さんの
自然に対する心持ちを知る直会の時間。
ここで生きてきた人たちから発せられる言葉一つ一つが
私にとって、心に沁みていきます。
そして何よりも、
自分のサイズのたつけを
チクチクチクと2泊3日かけて
じっくりと作り上げるということは
非日常で、なかなか得られない貴重な時間と思っています。
こうやって、昔の人は
家族分の着る物を作ってきたんだと思うと
私はいつでも畏敬の念を思わずには入られません。
それとともに、うまくできても、そうではなくても
その一枚一枚を大切にしていきたいという気持ちが
生まれ、物に対する心持ちが変わっていくように思うのです。
石徹白に足を運んで、
この地で出会った
一期一会の仲間とともに
チクチクと手を動かすことは
きっと豊かで奥深い経験となると思っています。
3月3日から5日開催の講座、残席2名です。
(こちら、詳細ページです)
https://www.facebook.com/events/2515136582055025/
たつけに興味ある方、
手縫いで服を作ってみたい方、
石徹白に滞在してみたい方、
(石徹白の冬の保存食を食べてみたい方も!)
このタイミングで、
来られる方は、
ぜひご検討ください。
(お子様連れの方もこれまでご参加いただいています)
裁縫初心者の方も(男性も)
これまで何人かいらっしゃっていますので
丁寧にお伝えします!
***
2020年3月3日(火)、4日(水)、5日(木)
雪が深い時期です。公共交通機関でも来られる時間設定です。
3日間の内容:
●1日目.....自己紹介
たつけづくり(採寸、裁断)
たつけなどの古い服のお話
●2日目.....神道のおうち、古いもの資料館見学
おばあちゃんとの交流
たつけづくり(縫い作業)
●3日目.....白山中居神社参拝
たつけづくり(縫い作業)
■持ち物:裁縫道具、生地(ない場合は1000円/mにて
リネン生成り生地をお分けします)、お泊りセット、
防寒着。(豪雪地なので、スキー場にくるつもりの
服装でおいでください)
■参加費:30,000円
(昼食2回、テキスト代込。宿泊費は別途7,000円~/一泊)
備考
*手縫いをベースとしますが、ミシン縫いを
希望の方はミシンをお持ち込みください。
*生地購入ご希望の方はリネン生成り生地を
準備いたしますので事前にお知らせください。(1,000円/m~)
*現地集合、現地解散となります。
*雪が深いので、スタッドレス、四駆でない場合は
公共交通機関をお勧めします。詳しくはお問い合わせください。
■参加お申し込みフォーム:
■キャンセルポリシー・1週間前のキャンセル:無料
・1週間~3日前までのキャンセル:50%
・それ以降のキャンセル:全額
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石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
TEL:0575-86-3360
© Itoshiro Yohinten.