2/4 Space&Cafeポレポレ坐(東中野)にて展示販売します
2月3日のドキュメンタリー映画
「おだやかな革命」上映開始に合わせて
開催されるSIMPLE LIFE MARKETに出店いたしますが、
その翌日、2月4日も引き続き、
Cafe&Spaceポレポレ坐にて
石徹白洋品店の展示をさせていただくことになりました!
4日は11時〜16時ごろまで展示販売をいたします。
映画上映は1日3回あり、
10:20〜
12:30〜
19:00〜 です。
ぜひ映画もご鑑賞いただければと思います。
今回は、定番の服を中心に、
そして、まだ少し寒さが残るので
冬服もお持ちいたします。
定番の中でも人気な
「ノラギたつけ」は、ぜひご試着いただきたい
石徹白に伝わる和服ズボンです。
全て直線断ちで作られる
とても動きやすい農作業着「たつけ」は、
石徹白では、お嫁に行く前には
必ず誰もが縫えるようになっていたと、
80代のおばあちゃんが教えてくれました。
自分のもの、子供のもの、旦那さんのを
縫うのが仕事だった。
もっと前だと、自分で大麻を育てて、
それを糸にして、機織りをして、というところから
作っていたと言います。
これは、今70代後半のおじいさんの
おばあさんの時代のことと聞きました。
私は、その文化が本当に素晴らしいと思っていて、
一人でも多くの方に、たつけのことをお伝えして
日本の服文化を知っていただければと思っています。
何が素晴らしいかって・・・
自然の成長量の中で、
家族が必要な分だけ服を作ってきたこと、
(その中でしか、当たり前だけれど
暮らしてこられなかった)
母の深い愛情の中で
服が作られ、ボロボロになるまで
大切にされてきたということ、
そういう経緯の中だから、
ものすごい効率的な裁断、縫製の
「たつけ」が生まれて
作り続けられてきたということ・・・
私はここに、
これからの幸せで持続可能な
暮らしのヒントを
いくつも見せてもらっています。
たつけを実際に作って、
作業着として使っていた人は、
今や80代半ば以上。
確実に、その知恵は消えつつあります。
今、なんとか間に合った、
直接、教えてもらって、
私が受け取ることができたと
ギリギリの時期だったと思っています。
そのおばあちゃんたちが
まだ元気なうちに、
もっともっと、たつけの話を
聞き、伝えていきたいと思います。
たつけが今の時代にまた蘇って
私が履いている姿を物珍しそうな眼差しで眺めつつも、
「かっこええじゃろ、たつけは」と
微笑みながら、ちょっと得意げに言う
おばあちゃんとの時間を、
いつも楽しく過ごしています。
いつまでも元気でいてね、Rさん、Sさん!
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石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
TEL:0575-86-3360
© Itoshiro Yohinten.