2018、ありがとうございました。
2018.12.31
今年も、激動の一年でした。
たくさんの方々に支えていただいて、
こうして、石徹白洋品店が小さくとも
挑戦をし続けることができることを、
本当にありがたく思います。
今年の始めには、ずっとやってみたかった
石徹白でのたつけ作りWSを行いました。
吹雪の中、大雪の中、とても素晴らしいメンバーに恵まれ、
楽しく、学び多き内容となりました。
うちの草木染め・藍染の服は
布を染めてから、少なくとも3ヶ月、
長い時は1年は寝かせて色をしっかりと
定着させてから、リリースするので
時間がかかります。
けれども、自信を持って、私たちの
理想を追求したかたちをお届けできていると
思っています。
妥協なく、言い訳なく、
本気で心から、身にまとってもらいたいと思える服。
そんな服作りは、来年も、再来年も続けていければと
思っています。
藍染は2年目でした。
私の失敗により、9月くらいまでの
正味3ヶ月しか、染めることはできず
不甲斐ない思いをしましたが、
これを次なる学びにかえていこうと意気込んでいます。
藍染は、他の草木染めにはない魅力があり、
一度始めたら止めることができない、
それくらい、人を、私を、
惹きつける力を持っています。
だからこそ挑戦した、藍の染料である
「すくも」の仕込み。
初めてのことだったので、
とにかく大変な日々でした。
10月頭から12月半ばまで、
藍を建てて管理するのと同じくらい
気が張って落ち着く日がありませんでした。
藍の師匠、皆藤さんのご指導のおかげで、
(多分)首尾よくすくもを完成させることができました。
雑菌がわかないよう、保管して、
これを使って染めることができるのは
来年の次、再来年の春になります。
さらに・・・・
今年は、これまで私がサークル的に行ってきた
「郡上手しごと会議」の活動を
事業化することも手がけました。
郡上カンパニーの枠組みで、諏訪裕美さんが
石徹白に来てくれて、
郡上の何人もの手しごとに取り組むメンバーの
ものづくりをブラッシュアップしてくれました。
12月には、糸カフェさんで、お披露目展示会も
行うことができました。
あらゆることが挑戦でした。
このチャレンジができたのは、
見守ってくださるたくさんの方達、
ともに、歩んでくれる仲間たちが
いてくれるからです。
今年は関わってくださっている方との
望年会(忘年会)を開催しました。
総勢20名以上!
今年もいろんなことがありました。
嬉しいこと、楽しいこと、
悲しいこと、辛いこと、悔しいこと・・・
でも、大好きな仲間とそれらを共有して、
目指す方向へ、まちがいなく、小さくとも
歩んで行けることが、私にとって何よりも幸せです。
誰もが常に変化し続けていて、
私は、それに柔軟に、愛を持って対して行きたい。
石徹白洋品店に関わってくださる
すべての方が、満ち足りた気持ちで、
その時々の状況にフィットした形で
今を幸せに生きていけるように、
そんな場にしていきたいと思っています。
2018年、今年も大変お世話になりました。
2019年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
TEL:0575-86-3360
© Itoshiro Yohinten.