<未来への会議>やりたいこと、目指したいところ3
ようやく、未来への会議の結論を書くときがやってきました。
それは、私がかねてからやりたかったこと。
森をつくることです。
山や森は命の源だと思っています。
全ては山からやってくる。
水も、土も、食べるものも。
そして、かつては、身につけるための
布になる繊維も、山の恵みからいただいていた。
すでに石徹白には恵みの山々が
連なっていて、
すでに、私は、その恩恵を受けているので
山や森を、私がこれから生み出すなんて
大それたことは考えていのだけど、
私は今、ここに、
必要な木を植えて、
小さな森を作り、
それらの恵みを
食べて、いただき
染めて、いただき
感謝の気持ちを積み重ねていきたいと思っています。
そのために必要な知識を
段階的に、つけていけたらと思っています。
苗の植え方、
管理の仕方、
選定の考え方、
仕立て方・・・。
何も知らない。
けれど、周りには知っている人が沢山いる。
私は、彼らに学んで、
彼らがここでしてきたことを
実践していこうと思います。
まず、植える予定の木は
栗、くるみ(すでに生えているけど)、
りんご、ぶどう(できれば・・・)、桑。
92歳のおばあちゃんの聞き書きで
「石徹白で育った苗はええが、
外から買ってきたやつは途中で枯れる」
とお話しされていました。
!!!
ということは、
石徹白で苗づくりから始めなければならない!
大丈夫かな・・・とちょっとひやひやですが、、
やってみないとわからないので、
試行錯誤しながら、進めていきたいと思っています。
苗を作り、苗を植えて、
一冬、二冬超えて・・・
何年がかりでできるかわからないですが、
何年か後に、そこで出来た木の実をいただき
染めの色にうつしとり、
その恵みを服として
形にしていけたら幸せだなあと思います。
子供たちが森で遊んで、
ヤギや羊がそのあたりを歩き草を食む。
そこでものづくりをして、
手足を動かし汗をかき、
土地のものを食べて働く。
私がカンボジアの染織の森
「伝統の森」で肌で感じた幸せ感を
ここの土地で、
ここでできる形で
再現することで
新しい暮らし、
新しい働き方を
私なりに提案することになるのだと信じています。
まだ具体的には何も動いていないのだけど
私の中でイメージ図が何となく膨らんでいるので
あとは形にしていくだけだと思っています。
頭の中に思い浮かんだことは
必ず現実にできる。
だから、
より楽しく、
喜びに溢れ、
美しく、
豊かに、
彩あるものを
頭の中に膨らませていると、
現実は、きっとそうなる。
そう信じて、まずは一本の木を植えるところから
始めようと思います。
2019年、いろんなことに挑戦した一年でした。
2020年も挑戦を重ねつつも、
もう少し、自分を解放して緩めてあげて、
それと同時に、周りのみんなももっと自由になって
本当にやりたいことを見極めて
シンプルに進んでいければいいなと思います。
無理なく、楽しく、まっすぐに。
天に向かって伸びていく一本の木のように
生きていきたい。
(私が子供達がお絵かきをする横で
描いたイラスト。ちょっと恥ずかしいけどお披露目します!)
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