藍染について学ぶ会&体験会
終了いたしました
2017.7.11
昨日は、藍染体験会と
藍染について学ぶ会を開催いたしました。
ご参加下さった皆様、
どうもありがとうございました。
藍染を始めたばかりなので、
参加者の皆さんとともに学ぶ思いで、
少し勉強をし、あとは、実践していることを、
写真や映像を使ってお伝えいたしました。
まとめている途中で、
藍染はいかに手間がかかって
大変なんだろう・・・
と途方もない気持ちになりました。
が、私は大変さだけを
お伝えしたいのではなくて、
暮らしに関わるあらゆることが、
これくらい誰もが時間や手間を惜しまずに、
行ってきたことであって、
それが、今は、非常に簡易的に、
効率的に行えるようになった、
大きな時代の変化があった。
ということを、知ってもらえれば、と思ったのです。
食べるものも、住むところも、
着る物も、皆、自らの手で一から、
土から生み出していた。
そうなると、藍染だけ大変なわけじゃない。
大豆を栽培して、
味噌や醤油を作るのだって、
1年がかりだし、
家を建てるのも、
木材を育てることからと思うと、
子供や孫の時代まで考えてのこと。
藍染も、栽培からすくも作り、
染めまで至るのに何年かかかるけれど、
時間がかかるのは
藍染だけではなかったのです。
今でも、藍をそのようにして
一から染める人がいるということは、
それだけ、藍染めに魅力を感じて、
やりたい、という人がいるからなのでしょう。
石徹白洋品店の店舗&工房も、
杣大工の荒木くんが、
古民家の解体から関わり、
新材も自ら切り倒し、
時には手で製材をし、
建ててくれたと思うと、
同じ時間軸の中で、
思い入れいっぱいの
建物を作ってくれたと思っています。
そういうものは、
愛着が深まります。
お金だけで換算出来ないものになり、
大切に伝えていこうと思えます。
こうしたものが周りに溢れているのが、
これまでの時代、当たり前の事だったんだなあ、
と今と全く異なる環境を想像しています。
だから私は、できるだけ、
自分の時間と自分の心を傾けて、
ものを作りたいし、
それは、商品だけではなくて、
子供のものだったり、
食べるものだったり、
暮らしにまつわるあらゆるものを、
本当に大切と思えるものにしていきたいと、
日々、考え、できることから
実践しているつもりです。
(この前、子供のプールバックを作ったけど、
さすがに防水生地は自分で作れないから、
ネットで買っちゃいましたけど。。。笑)
話は逸れましたが、、、
この藍染について学ぶ会と体験会は、
大変盛況でしたので、
8月も行いたいなあと思っています。
特に、夏休みなので、
子供さんも参加できるような
体験会も検討中です。
また詳細が決まり次第、お知らせいたします。
↑
石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
TEL:0575-86-3360
© Itoshiro Yohinten.