藍を建てる。スローツアーのみなさんと。
2018.5.6
5月6日、今年初めての藍の仕込みをしました。
東京や、神奈川、名古屋などの都市部から
たくさんの方が石徹白にツアーでいらっしゃって、
そのみなさんのお力をお借りしての
藍の仕込みでした。
快晴で、気温も高く、
とても気持ちのいいお天気に恵まれました。
今年も、去年と同様、
徳島から仕入れさせてもらったすくもを
使いました。しっかりとすくもになっていて
とても力がありそうな感じがします。
いつもお世話になっている
皆藤さんに今回もご指導いただき、
仕込んでいきます。
仕込み用の長靴で、ネリネリしていきます。
なかなかこの作業が重たくて大変!
5番までとった灰汁を温めて、
練り込んだすくもと一緒に甕に入れていきます。
灰汁は5日間かけて、毎日作りました。
これまた一苦労な作業ですが、
藍建てでとても大切な役割なので、
手抜きはできません!
今年は、皆藤さんのいろんなご経験の結果、
建てる時点で甕の7割くらいまで
灰汁を入れました。
(去年は4割くらいでした)
灰汁上げしていくのが、少なくて済むので
安定するそうです。
いろんな方法があるので、試していって
もっとも良いやり方を学んでいきたいです。
30年続けている皆藤さんも
毎年試行錯誤。正解はないのですね。
これから活動していってくれるだろう
この甕の中の、生きているものたち。
4時間おきに、かき混ぜていきます。
たくさんのみなさんのおかげさまで
仕込むことができて、本当にありがたかったです。
藍の仕込みは重労働なんです。
重たいものも運ぶし、男手があると
本当に助かります。
でも、それだけ、返ってくるものの大きさを
感じられる仕事です。
遠方から来てくださったツアーのみなさんに
心から感謝して。
今年はあと3回、仕込みます。
5月半ば、6月頭、6月半ば。
藍の仕込みに興味のある方は
ぜひお手伝いにいらしてくださいね。
さあ、これからが勝負。
どうかどうか、うまく建ってくれますように。
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石徹白洋品店
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© Itoshiro Yohinten.