草木花の色
2018.3.13
このところ、草木染めを進めています。
秋にとっておいたケヤキの葉っぱ、
秋にいただいた栗のいが、
ここ最近剪定された桜の枝・・・
どれもこれも、異なる、それぞれの
色を持っています。
染めるたびに、ワクワクし、
染め上がった布を見ては感動します。
草木花の色って、
柔らかくて、優しくて、
調和していて、
それぞれに美しい。
そして、昨年染め貯めてきて
寝かせてあった布を広げては、
今年、店頭に並んでもらえるように、
服に仕立てたりしています。
広がるのも、また、楽し。
季節によって、
同じ草木でも、
色が違う。
揺らぎ、そして、変化する。
それが、この自然の中で生きる中で
纏う布として、ふさわしいのではないか。
日本人が、平安時代には
草木染めの技術を完成させていたと言う話は
きっと本当になんだと思う。
身の回りのこの美しい季節で変化を遂げる自然の色を
布の中に閉じ込めたかった、そんな風に感じます。
草木花を摘むところから、
染めをしてみたい方に
体験していただけるような、
そんな場作りを
今後していきたいと思っています。
染めの不思議、
自然の不思議、
その感動を、驚きを、共有したい。
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石徹白洋品店
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© Itoshiro Yohinten.