石徹白洋品店のデザイナー
2019.5.16
石徹白洋品店は、2012年から私自身がぼちぼち始め、
妊娠・出産・育児を3回繰り返しながら
なんとかやってきましたが、
2015年から空気がガラッと変わりました!
それは、デザイナーの仁美ちゃんが加わってくれたからです。
彼女は、某コレクションブランドでデザイナーを経験し、
親戚のお家のある郡上八幡に戻っていたところで
石徹白洋品店を見つけてくれて、来てくれました。
一人で細々とやっていた石徹白洋品店でしたが
彼女が、石徹白の野良着のパターンや
環境に負荷のない草木染め、藍染に興味を持ってくれて、
仲間に加わってくれることに。
それまでは、ほぼ、石徹白の野良着の原型を
とどめていた商品が多かったのですが
彼女のおかげで、現代に合うデザインに刷新してくれ、
シャツやワンピースなどの上物のデザインも増やしてくれました。
また、ブランディングや、店舗の商品レイアウトも担当してくれて
ぐっと、石徹白洋品店を変革してくれました。
そのおかげで、石徹白洋品店に興味を持ってくださる方も増えて
より多くの人に、たつけの素晴らしさを
伝えられるようになったと思っています。
現状でのうちのデザインの仕事は、おそらく、結構難しいと思うのです。
というのは、その季節、そのタイミングで染めることのできる色というのは
限られているので、想定はしておくものの、
服のデザインは、染めた布を見ながら、決めていくのです。
この色は、これに使ったほうがいい、
この布はこう染めるとこういう風合いになるんだ・・・と、
布が完成してから初めてわかる。
(彼女と一緒に去年染めた布を広げながら
デザインを検討している様子)
そんな行き当たりばったり(!?)な
難しい状況でのデザインも
こなしてくれているので、
本当にありがたいなと思います。
彼女のデザインあってこその、
うちの作品たち。
一点もののものも多いけれど
それぞれに魂を込めたデザインをしてくれています。
そんな一着にぜひ出会いにいらしてください!
(平野馨生里)
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石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
TEL:0575-86-3360
© Itoshiro Yohinten.