石徹白の日々
2017.10.3
こんばんは。スタッフの加藤です。
4ヶ月をともにしてきた藍さんも他地域へお嫁入りし、
今年本当にお世話になったインターンの方々も
それぞれの場所に戻られ、
何だか少し寂しくなってしまった石徹白洋品店。
朝晩はめっぽう寒くなり、
いつ霜が降りてもおかしくない今日この頃です。
だんだんと秋が深まり、
石徹白も冬に向けての支度が始まりつつあります。
私は石徹白に移住して4年目になりますが、
季節の豊かさや厳しさを感じられる暮らしって
素敵だな、と改めて思います。
都会で暮らしていたときは、
冬物商品を暑い夏場に営業しに行ったり、
来シーズンのことを常に考えていたけれど、
石徹白では常に自然の巡りが暮らしの中心にある。
季節ごと、その日の天気ごとに
やれること、やらなければならないことがあり、
計画を立てるのもお天気次第。
都会では憂鬱だった雨模様も
こちらでは恵みの雨だと思えます。
石徹白の人々が雨やお天道様に対して「ありがたい」と
よく口にされるのは、暮らしが自然とともにあるから。
だからこそ、台風や豪雨、大雪など
自然の脅威がまともに影響してしまうけれど、
それを幾たび乗り越えて、
ずっとこの地域で暮らしてきた人々の逞しさに
敬服せずにはいられません。
石徹白洋品店は、石徹白という地域に根ざし、
この地域の自然の恵みや、厳しさの中で
人々がうみ出した知恵を生かしながら、
ものづくりをさせていただいています。
今や地域内外の方がたくさん関わり、
古き良きものを受け継ぎながら、
新しいことが生まれている、
そんな可能性に満ちた場に私も加わらせてもらい
ありがたいな、幸せだな、としみじみ感じています。
今年の石徹白の実店舗営業は終了しましたが、
地域外の企画展や、オンラインショップの充実、
石徹白の方たちのお話をじっくり聞くなど、
これからの季節をしっかりと味わい、
過ごしていきたいと思います。
皆さんも体調崩されぬよう、
ご自愛くださいね。
(加藤)