理想と現実
2018.3.17
理想と現実のギャップがあって
なかなか埋められない・・・
って言います。
確かにそう。
いろんな目指していることとか、
行き着きたい理想的な状況があって、
でも現状と比べると、
差があって・・・ジレンマを抱えて・・・。
私にもあります、理想と現実のギャップ。
けれど、それは、決してマイナスのことじゃないと思っています。
理想があって、それに近づきたいと思って行動する。
そうすると、理想に近づくんだけれど、
近づけば近づくほど、
さらに高みの理想が見えてくるんです。
もっともっと、こうしたい、こうするといい、
ということがどんどん出てきて、
いつまでも、理想があって、現実がある。
だから、私は理想を掲げることが大事で、
現実を理想に近づけようとすればするほど、
理想は、高く、大きくなっていくので、
それは、悪いことじゃないなあと思うのです。
この春から、草木染めの服を本格的にリリースしたい、
という思いが、去年、ありました。
でも自信がなくて、難しいかなと思っていました。
実験的に染めてきて、
量的にも質的にも大丈夫だろうか・・・
という不安がありました。
でも、やってみたら、
意外とできた。
大丈夫かな、大丈夫かな、
できないかも・・・と思ってやらなかったら
できなかったけど、
やってみたら、できて、
理想に少し近づけた。
さあ、次は、こんな色やあんな色を染めて、
こんな服にしたい、という具体的な形が
見えてきて、今はそれに向けて染めています。
染めたものは、うちは少なくとも3ヶ月、
長くて1年くらい、寝かせて、色を馴染ませるので、
すぐにリリースできないけれど、
先を見ながら、行き着きたい状況を想像して
今、実践していくので、
ちょっと先の未来を考えてわくわくします。
それがとても楽しいです。
今の瞬間、この場で染めて、
この色が出た、ということにも
刹那的に心躍り、それも次のステップの糧になり、
さらに、ちょっと先の、
店頭に、この布が服になって並ぶ風景を
想像して、さらに愉しみが広がる。
そんな繰り返しで
日々、過ごしています。
理想と現実。
両方を大事にしたい。
(写真は、子連れで染めにきてくれている
Mさんと1歳児のKくん)
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