玉小石の座繰り糸を草木で染める
2017.7.22
今日は、「お蚕さんと、十人十色の糸づくり学校」、第3回目の、糸染めワークショップでした。
みんなでお蚕さんを育て、
それを座繰りで糸をとり、
その糸を染める。
この太陽の光がふり注ぐ今の時期は
植物たちがとても元気で
本当に素晴らしい色を私たちに
見せてくれました。
染めたのは、4種類。
藍、
アカソのみょうばん媒染、
くるみの葉っぱの鉄媒染、
そして、山椒。
山椒の葉っぱは、
私も初めての経験でした。
黄色系が欲しくて、
本当は、いつもの、杉の葉っぱをと
思っていたのですが、
朝、雨が思いの他、激しくて、
とってくることができなかったために、
うちの庭にわさわさしていた
山椒の葉っぱを
いただくことに。
みょうばんで媒染して、
なんとも言えない、
山吹のような、
キラキラ輝く
ブロンズヘアのような
なかなか手に入らない色を
いただくことができました。
それぞれの糸色が
本当に素晴らしくて
惚れ惚れとしています。
これは、すべて、糸の質に
よるものなのでしょう。
皆が育てた玉小石のお蚕さんから
皆でいただいた糸。
こんなにも贅沢な糸染めって
あるでしょうか。
これまで、麻や綿を
染めることが多かったので、
このシルクの美しさに
感激しました。
再来週、この糸たちを使った
糸かけ曼荼羅作りが行われます。
作品を見るのが今から楽しみです。
この真夏の太陽の恵みと
植物の力への感動を
多くの人にお伝えできたら嬉しいです。
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© Itoshiro Yohinten.