冬の石徹白
2018.1.11
大寒へ近づくこの時期、
石徹白は雪がよく降り、
寒さも厳しくなってきます。
今は、累積、どうだろう、2メートルくらいあるのかな。
暖かくなる日もあるので、雪が沈んだりしますが
除雪車が通った後は、
私の身長くらいの壁ができることもあります。
お店も母屋も、もはや雪の中です。
雪があまりにも多いので
雪囲いをしています。
雪で窓ガラスが割れたりしないため、
そして、少しでも温かくするためです。
おかげで、風が抜けることがなくて、
雪が積もれば積もるほど、
かまくらの中にいるようで
凍みる感じはしないです。
私が最も寒く感じるのは、
やはり、雪が降り出す前で、
寒さに慣れていない時期でしょうか。
今は、すっかり真冬に慣れた装備
(服装とか、心持ちとか)なので
それほど寒さを感じません。
吹雪、ブリザードがひどいときは
さすがに外に出ると凍えますが・・・・
そんなときは、
周りに住んでいる動物たちは
どうしているんだろうな、と考えてしまいます。
イノシシ、ハクビシン、たぬき、狐、うさぎ・・・
クマは冬眠中ですやすやと・・・?
鳥たちは、雪のかからないところに
巣を作っているのでしょうか。
夏はなんとも思わないけれど、
冬になると急に心配してしまいます。
彼らはそんな心配もよそに、
心地よく暮らしているのかな。
近いけれど、遠い、野生の動物たち。
でもそういう存在を感じながら、
ともに、この冬を過ごすというのは
なんだか豊かな気持ちになります。
本当に、素晴らしい大自然の中に
生かしてもらっているんだな、
石徹白にいられてよかった、と思う瞬間です。
こんな豪雪地であることも、
石徹白の大きな特徴。
2月・3月にはたつけワークショップを
開催しますが(いずれも満席です。ありがとうございます)
この真冬感、なかなか街では味わえないかと思いますので
その部分も満喫していただければなあと思っています。
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石徹白洋品店
〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
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© Itoshiro Yohinten.