この頃の藍さん
2017.9.21
藍甕に、初めて藍を仕込んだのは
5月の末。染め始めたのが6月頭でした。
(藍を仕込んだ時の様子)
そろそろ染め始めて、4か月近く
経とうとしています。
始めの1ヶ月は、染めた後の手の藍色が
落ちなくて、真っ青な手と爪で生活を
していました。
(藍が初めて立った時。6月頭)
その後、次第に、元気がなくなり、
1ヶ月に1度くらい、
ふすま(糖分)を入れて、
元気になってもらったり、
あるいは、PHの数値が低くなり、
貝灰を入れて管理をしたり、
細かく様子を見る日々が続いてきました。
(様子を見ながらも、2日に1度、
染めるのが習慣になっています)
私自身の夏の疲れもあって、
きちんと、藍さんに心が向いていない時は
何かしら調子が悪いのかなあ、と
思うことが度々ありましたが、
インターンのみなさんのお力を借りて
染めと管理を続けることができ、
(ありがたや〜!)
まだまだ、元気な色に染まっています。
が、ここ半月ほど、
匂いがよくなくて、
PHも低い状態が続いていて、
貝灰を入れても、復旧に時間が
かかるようになりました。
「3ヶ月は問題なくて、それ以降
どう持たせるのかが大切と
郡上大和の藍の師匠が言っていましたが
まさに、そうだなあと痛感しています。
しかも、この頃は、寒くなってきたので、
藍さんの理想とする25度を保つのも
なかなか大変な時期に差し掛かります。
やはり、藍染は、夏の仕事。
無理せず、季節の恩恵の中で、
できる範囲で、美しい色を出す、という
自然を受け入れていきたいです。
来年は、できれば、4つの甕に
藍をすべて仕込んで(今年は初年ということも
あって、2つしか仕込めませんでした)
より多くの染めを実現したいと
思っています。
藍染、草木染めに興味のある方に
ぜひお手伝いいただきたいと思っています。
インターンや、染めスタッフの募集も
今後していく予定です。
詳細が決まったら、ブログなどで
お知らせしたいと思いますので
関心のある方は、
心に止めておいていただければと思います。
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石徹白洋品店
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© Itoshiro Yohinten.